人間ドックにおける胃バリウムの取り扱いについて

 

当院の人間ドックの胃バリウム検査は放射線専門施設において専門医の立ち会いの元で行ってきましたが、担当施設の事情により、予約を取ることが非常に難しい状況になっています。サウスベイで胃バリウムを行うのは、数ある放射線専門機関の中でもただ一つの施設のみで、しかも検査は早朝の特定時間に限られるという事態です。そもそも、米国では例外を除き、上部消化器疾患の診断に胃バリウムを利用することは稀です。胃カメラと比べての得られる情報量の違いばかりでなく、一般に胸部X線に比べて１５０倍強の放射線を被曝することがその理由です。日本でも、これまでスクリーニングの目的で広く行われてきた胃バリウムを胃カメラに置き換える企業あるいは自治体が益々増えてきています。この辺りの事情は、以下のページをご覧ください。

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当院の事情としては、胃バリウムの前に行う必要のある検査がいくつかあり、上記の状況から、胃バリウムを含むプランを全て同日に行うことが非常に難しくなっています。従って、予約状況によっては、原則的に胃バリウム検査のみ別日に行うことが必要です。ご不便をおかけしますが、ご理解いただければ幸いです。例外として、州外を含めた遠方から来院される方には特別の配慮をいたしますので、ご相談ください。

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また、企業の担当者の方、この機会に、胃がんの早期発見のための検査の質と放射線被曝の回避という観点から、会社指定の検査項目の見直し、具体的には胃バリウム検査を経鼻胃カメラ検査に置き換えることをご検討いただければと存じます。どうぞ宜しくお願い致します。