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Your Questions Answered
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アメリカでも人間ドックを受けられますか。アメリカには基本的に人間ドックという制度がありません。病気を早期発見する目的で、全身の詳細なスクリーニング検査を行うという仕組みがないのです。従って、アメリカの一般の開業医や病院を訪れても、人間ドックを受けることはできません。 但し、各地の日系の医療機関の一部には日本式の人間ドックサービスを提供している施設もあります。詳細は各施設のウェブサイトや問い合わせによりご確認ください。
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アメリカの一般の医療保険を利用して人間ドックを受けることはできますか。アメリカの医療保険は病気や怪我の診断や治療をするためのものです。症状がないのに単なるスクリーニングの目的で総合血液検査やX線検査、胃の検査や超音波検査を行い、それを保険請求することは法律で禁じられています。 「Physicians are required to only order those tests that they believe are medically necessary for the diagnosis and treatment of their patients. A physician who orders medically unnecessary tests for which insurance reimbursement is claimed may be subject to civil penalties.」 これはMedicareという公的保険を含むアメリカの医療保険で定められている規則です。患者さんが実際に訴えている症状の診断や治療に必要ではない検査の保険請求をすることは許されません。アメリカの医療保険でも、Physical examと言って年一回チェックアップを受けるという仕組みはありますが、そこで調べられるのは保険で定められた最低限の項目にすぎません。例えば血液検査は、特別な理由がなければ、コレステロールなどの血中脂質に限られています。もちろん胸部X線や胃の検査を受けることはできません。これでは私たち日本人がイメージする健康診断という名には程遠く、単なる身体測定と言っても言い過ぎではありません。日本で日常行われている定期健康診断という仕組みに慣れた人は全く満足できません。 当センターで行っているのは皆さんが親しんでいた日本式の人間ドックです。アメリカの医療保険の制限にとらわれることなく、質の高い健康診断を実現するため、プライベートサービスとして提供しています。日本人特有の病気のなりやすさを考慮し、胃癌などの病気を早期に発見するための効率的なプランを用意しています。実際にこれまで少なくない早期癌が発見されています。 企業と医療保険会社と間に特別な契約が結ばれ、日本式の人間ドックの少なくとも一部を給付することもあります。そのような例外を除き、アメリカの医療保険制度の規則に従うという立場から、当センターで行う人間ドックは原則的に保険請求をいたしません。
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勤務する会社の担当者から医療保険を使って人間ドックを受けられると聞いたのですが。お持ちの医療保険のタイプによっては、特別に日本式の人間ドックサービスに対して保険が給付することもあります。その代表的な保険は、Cigna Global Insurane、Aetna International Insuranceなどです。但しこれらの保険であっても、お勤めの会社が保険会社と人間ドック給付の特別契約を結んでいなければ、適応にはなりません。詳細は会社の担当の方か、保険会社にお問い合わせください。
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人間ドックはどのくらい前もって予約する必要がありますか。時期によって混み具合が異なります。通常は1−2ヶ月前に連絡いただければ、ご希望日に予約をお取りすることができますが、特に年末と年度末には予約が大変混み合いますので、2−3ヶ月前にはお申し込みください。
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人間ドックの終了まで、どのくらい時間がかかりますか。受診される健診プランにより異なります。基本的なプランですと1時間弱ほどで終了しますが、経鼻胃カメラを含むプランですと2時間から2時間半ほどかかります。詳しくは申し込み受付にお尋ねください。
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小さな子供を連れていくことはできますか。小さなお子さんを連れてきていただいて問題ありません。人間ドック専用の控え室(個室)を用意しており、自由にお使いいただけます。テレビで新しい日本の番組を観ることもできます。インターネット接続も可能ですので、お持ちの端末で好きなコンテンツを視聴することもできます。
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会社から受診項目が指定されていますが、どのプランに該当するのかよくわかりません。健診項目リストを拝見させていただければ、適切なアドバイスを致します。当クリニックで用意した健診プランはあくまで基本であり、指定項目を確認させていただいた上で見積もり費用を提示致します。血液検査項目などについて、検診当日に担当医と相談した上で取捨選択することも可能です。皆さんの年齢、性別、既往歴、気になる症状などを元に推奨される検査項目をアドバイス致します。
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現在、33歳ですが、マンモグラムによる乳癌スクリーニングを受けることはできますか。アメリカでは、一般にマンモグラムによる乳癌検診は40歳からスタートします。39歳以下でマンモグラムを受けることは通常許されていません。これはマンモグラムではかなりの放射線を被曝することと関連しています。例外として、2親等以内に乳癌の家族歴のある方は、35歳から始めることが認められています。マンモグラムの開始年齢は、その方の乳癌リスクと、放射線を浴びることによる乳癌発生のリスクを秤にかけることで決まります。同様の理由で、前回検査をうけてから厳密に1年以上経過しないと、検査施設はオーダーを受け付けてくれません。一方、アメリカには超音波で乳癌をスクリーニングするという慣例がありません。超音波はあくまで、マンモグラムで疑わしい病変が見つかった場合の追加検査という位置付けになっています。 乳癌を早期に発見するためには、30歳を過ぎた頃から毎月自分で両胸を触診をすることが薦められています。定期的に触診を続けることで自分の乳房の造りに馴染み、いつもと異なる小さな変化を見つけることが可能になり、乳癌の早期発見に繋がります。
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子宮頸部癌検診(いわゆるPAPS)は毎年受ける必要がありますか。現在のアメリカでの標準的な取り決めは以下の通りです。 子宮頸部癌の多くは人乳頭ウィルス(HPV)の感染により発生することが知られています。従って、sexually activeな年齢になれば、子宮頸部癌検診の適応が始まります。その後、毎年受ける検査で3年間に渡り陰性(異常なし)が続き、しかも性交渉の相手がお互いに単独であれば、その後は3年に1回に間隔を伸ばすことができるとされています。但し、ASC-USなどの異常が見つかった場合には、併せて人乳頭ウィルスの検査を行い、陰性であれば1年後の子宮頸部癌検診の再検、陽性であった場合には婦人科にてコルポスコピーと呼ばれる精密検査をすることが勧められています。 お持ちの保険によっては、前回の検査から厳密に1年経過しないと保険が適応されないこともあります。詳しくは保険会社にお尋ねください。
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